ちょぴん先生の数学部屋

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平成の東大文系数学 1994年

旧帝大の文系向けの過去問を取り上げます。理系との共通問題は理系の記事を参照して頂くこととし、基本は文系ユニークの問題のみ取り上げます。

この記事では東京大学の1994年の問題を取り上げます。

 

理系の記事はこちら↓

平成の東大理系数学 -1994年- - ちょぴん先生の数学部屋 (hatenablog.com)

第1問

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対数の不等式と線形計画法の問題です。

 

(1)真数条件に注意して、対数を外してあげましょう。

 

(2)直線k=y-msとDが交点を持つkの最大値を考えます。sの値による場合分けが発生します。

 

<筆者の回答>

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第2問

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理系第6問の類題で、折れ線の長さについての問題です。

詳しい解法は理系の記事をご覧ください。

 

<筆者の回答>

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第3問

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ベクトルの大きさに関する問題です。

 

まずはaを固定したときにAuを計算して最大値最小値を調べて、最小値が(2-√2)a以上、最大値が2+√2以下になることを示しましょう。

 

<筆者の回答>

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第4問

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積分の漸化式の問題です。

 

(1) 定積分の値をanとおいて、漸化式を積分するとanの漸化式が作れるのでそれを解きましょう。

 

(2) fn(x)を微分して増減を調べましょう。

 

<筆者の回答>

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