ちょぴん先生の数学部屋

数学の楽しさを、現役メーカーエンジニアが伝授するぞ!

平成の名古屋大文系数学 1992年

旧帝大の文系向けの過去問を取り上げます。理系との共通問題は理系の記事を参照して頂くこととし、基本は文系ユニークの問題のみ取り上げます。

この記事では名古屋大学の1992年の問題を取り上げます。

 

理系の記事はこちら↓

平成の名古屋大理系数学 -1992年- - ちょぴん先生の数学部屋 (hatenablog.com)

第1問

f:id:stchopin:20210903084534p:plain



複素数を使った数列の問題です。とはいえ、複素数要素はほとんどありません。

 

(1) α+β=1, αβ=2がすぐに計算できますので、漸化式を作りましょう。

 

(2) (1)の漸化式を使って、数学的帰納法で証明します。

 

<筆者の回答>

f:id:stchopin:20201220003007p:plain

 

第2問

f:id:stchopin:20210903084553p:plain



理系第2問との共通問題です。(1)の文言こそ違いますが、理系の問題でも結局Cの概形を調べることになるので、実質同じ問題です。

 

詳しくは理系の記事をご覧ください。

 

第3問

f:id:stchopin:20210903084610p:plain



積分値を最小化する問題です。

 

(1) 積分を愚直に計算しましょう。

 

(2) 平方完成を使えば最小値が求まります。

 

<筆者の回答>

f:id:stchopin:20201220003031p:plain