ちょぴん先生の数学部屋

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平成の京大文系数学 1994年

旧帝大の文系向けの過去問を取り上げます。理系との共通問題は理系の記事を参照して頂くこととし、基本は文系ユニークの問題のみ取り上げます。

この記事では京都大学の1994年の問題を取り上げます。

 

理系の記事はこちら↓

平成の京大理系数学 -1994年- - ちょぴん先生の数学部屋 (hatenablog.com)

第1問

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理系第1問との共通問題です。詳しくは理系の記事をご覧ください。

 

第2問

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理系第2問との共通問題です。詳しくは理系の記事をご覧ください。

 

第3問

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2つの球の交線と平面に関する問題です。

 

S1,S2を連立すればa,b,cの関係式が求まるので、あとはS0の中心Pとx-z=0との距離を考えてあげるとよいでしょう。

 

<筆者の回答>

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第4問

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確率の問題です。

 

Yn-1が7の倍数だと、Xnが何であろうとYnは7で割り切れなくなります。一方で、Yn-1が7の倍数でなければ、Ynが7の倍数になるようなXnが1個必ず存在します。

 

この事実を使ってpnの漸化式を立てて解きましょう。

 

<筆者の回答>

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第5問

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2つの放物線の交点の個数に関する問題です。

 

C1, C2を連立させればよいのですが、問題はどっちの文字を消すかです。xを消去してしまうと、aが色々ばらけてしまって検討が難しくなってしまうので、aが孤立するようにyを消去しましょう。

すると、xの4次式=aとなるので、この4次関数の増減を調べてあげればよくなります(4次関数のグラフとy=aの交点の個数を数えればよくなるので)。

 

<筆者の回答>

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