ちょぴん先生の数学部屋

数学の楽しさを、現役メーカーエンジニアが伝授するぞ!

平成の阪大文系数学 2013年

旧帝大の文系向けの過去問を取り上げます。理系との共通問題は理系の記事を参照して頂くこととし、基本は文系ユニークの問題のみ取り上げます。

この記事では大阪大学の2013年の問題を取り上げます。

 

理系の記事はこちら↓

平成の阪大理系数学 -2013年- - ちょぴん先生の数学部屋

第1問

f:id:stchopin:20210903090053p:plain



理系第1問とおなじく、教科書に載っている基本公式の証明問題です。こういう公式証明の問題が出るとビビりますよね。。。

 

P(x0, y0)から、l: ax+by+c=0へ下した垂線の足をHとして、Hの座標を計算してPHを計算するという流れで良いでしょう。

 

<筆者の回答>

f:id:stchopin:20201120114448p:plain

 

第2問

f:id:stchopin:20210903090115p:plain



確率の問題です。

 

(1)不等式を変形するとa+b<c^2となるので、こうなる(a,b,c)の組み合わせを調べましょう。

 

(2) 合同式を使うと、a,b,cの偶奇が全部同じ時に3で割り切れることが分かります。

 

<筆者の回答>

f:id:stchopin:20201120114509p:plain

 

第3問

f:id:stchopin:20210903090139p:plain



絶対値付きの2次関数と直線で囲まれる面積を求める問題です。

 

まずは、2次関数の形を調べるのが第一でしょう。すると、x=0で直線と必ず交わるので、残りの交点のx座標を調べましょう。

 

mの値によってはどっちかの交点が消えてしまうので、mの値で場合分けして面積を計算しましょう。

 

<筆者の回答>

f:id:stchopin:20201120114533p:plain