ちょぴん先生の数学部屋

数学の楽しさを、現役メーカーエンジニアが伝授するぞ!

平成の名古屋大文系数学 2008年

旧帝大の文系向けの過去問を取り上げます。理系との共通問題は理系の記事を参照して頂くこととし、基本は文系ユニークの問題のみ取り上げます。

この記事では名古屋大学の2008年の問題を取り上げます。

 

理系の記事はこちら↓

平成の名古屋大理系数学 -2008年- - ちょぴん先生の数学部屋 (hatenablog.com)

第1問

f:id:stchopin:20210903081808p:plain



円の外接条件を求める問題です。

 

円が外接する条件は、中心間の距離=半径の和になることです。中心が直線x=6の左側にあるか右側にあるかで状況が変わるので、場合分けして外接する条件を処理していきましょう。

 

<筆者の回答>

f:id:stchopin:20201125081421p:plain

 

第2問

f:id:stchopin:20210903081842p:plain



線形計画法の問題です。

 

(1)絶対値を外して式を整理しましょう。(2)に備えて少し精密にグラフを描くとよいでしょう。

 

(2)お馴染みの線形計画法です。k=x+yとおいて、この直線がDと交点を持つkの条件を求めます。直線の傾きに注意すると、(1)の境界のうち放物線の部分と接しているときがkの上限下限だと分かります。

 

<筆者の回答>

f:id:stchopin:20201125081445p:plain

f:id:stchopin:20201125081502p:plain

 

第3問(a)

f:id:stchopin:20210903081905p:plain



理系第4問(a)問題との共通問題で、(1)が文系オリジナル、(2)が理系共通となります。

 

(1)を(2)と同様に解いても良いですが、(1)の場合は数が小さいので、手で直接数えたほうが早かったりします。

 

詳しくは理系の記事をご覧ください。

 

<筆者の回答>

f:id:stchopin:20201125081521p:plain

 

第3問(b)

f:id:stchopin:20210903081928p:plain



理系第4問(b)問題との共通問題で、玉の個数だけが異なります。

 

解き方は理系と全く同じなので、詳しくは理系の記事をご覧ください。

 

<筆者の回答>

f:id:stchopin:20201125081541p:plain