ちょぴん先生の数学部屋

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平成の東大文系数学 2002年

旧帝大の文系向けの過去問を取り上げます。理系との共通問題は理系の記事を参照して頂くこととし、基本は文系ユニークの問題のみ取り上げます。

この記事では東京大学の2002年の問題を取り上げます。

 

理系の記事はこちら↓

平成の東大理系数学 -2002年- - ちょぴん先生の数学部屋 (hatenablog.com)

第1問

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理系第1問との共通問題です。相違点は角度の単位と範囲だけです。

詳しくは理系の記事をご覧ください。

 

第2問

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理系第2問との共通問題です。詳しくは理系の記事をご覧ください。

 

第3問

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積分値の最小化問題です。

 

与えられた条件を連立して、b~rを全てaの式で求めて定積分を計算しましょう。

 

<筆者の回答>

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第4問

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論証問題です。この年のセットの中では飛びぬけた難問でしょう。(逆に言えば、この問題以外ではさほど差がつかないかと。。)

 

この問題のポイントは、輪っかを途中で切って一直線にした時に「色が変わるポイントが何回あるか?」です。紐の途中で切るのではなく玉自体を切ってあげると、両端の色が一致します。この時、色が切り替わるポイントが偶数個でないとつじつまが合わなくなります。

 

<筆者の回答>

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