ちょぴん先生の数学部屋

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平成の名古屋大文系数学 1994年

旧帝大の文系向けの過去問を取り上げます。理系との共通問題は理系の記事を参照して頂くこととし、基本は文系ユニークの問題のみ取り上げます。

この記事では名古屋大学の1994年の問題を取り上げます。

 

理系の記事はこちら↓

平成の名古屋大理系数学 -1994年- - ちょぴん先生の数学部屋 (hatenablog.com)

第1問

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理系第1問との共通問題です。詳しくは理系の記事をご覧ください。

 

第2問

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放物線と、その2接線で囲まれる面積について考える問題です。

 

P(p, -p-1)とおいて、Pからy=x^2に引いた接線の接点を考えましょう。x=tでの接線がPを通る、と解釈するとよいでしょう。ここから解と係数の関係を使ってSを積分で計算できます。

 

<筆者の回答>

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第3問

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確率の問題です。玉の引き方の違いで赤が勝つ確率を計算します。

 

(1)(3)戻さないときは、玉を引く順番が重要になるので、それぞれで場合分けします。

 

(2)戻す場合は、玉を取り出す回数だけで議論できます。

 

<筆者の回答>

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