ちょぴん先生の数学部屋

数学の楽しさを、現役メーカーエンジニアが伝授するぞ!

平成の名古屋大文系数学 1991年

旧帝大の文系向けの過去問を取り上げます。理系との共通問題は理系の記事を参照して頂くこととし、基本は文系ユニークの問題のみ取り上げます。

この記事では名古屋大学の1991年の問題を取り上げます。

 

理系の記事はこちら↓

平成の名古屋大理系数学 -1991年- - ちょぴん先生の数学部屋 (hatenablog.com)

第1問

f:id:stchopin:20210903084645p:plain



理系第1問との共通問題です。詳しくは理系の記事をご覧ください。

 

第2問

f:id:stchopin:20210903084702p:plain



放物線と三角形の面積に関する問題です。

 

(1) △PQRの面積が最大になるのは、Rでの接線が、直線PQと平行になる時です。そうなるようにRのx座標を決めましょう。

 

(2) RPベクトル、PQベクトルが求めれば面積を計算できます。

 

<筆者の回答>

f:id:stchopin:20201221221902p:plain

 

第3問

f:id:stchopin:20210903084723p:plain



不等式の共通部分について考える問題です。

 

試行錯誤はありましたが、結局A1, A2,・・を順番にxの不等式で調べて、空集合になるまでごり押すのが一番でした。が、xの不等式の両端の大小関係を逐一調べないといけないので、なかなか大変な問題です。

 

大小評価するのが〇乗根同士なので、両辺を、指数の分母の最小公倍数乗すると整数の大小関係に帰着できます。

 

<筆者の回答>

f:id:stchopin:20201221221928p:plain